「結婚指輪ってどうやって選べばいいの?」
「後で”失敗したなあ”ってならない指輪のデザインは?」
「高級ブランドのほうがいいの?」
このような疑問を抱えていませんか?
結婚指輪は日常で常に身に着けるもののため、家事や職場で着けていてもストレスにならないものを選ぶことが重要です。
一生ものの指輪だからこそ、後で「あっちにすればよかった…」とならないよう事前に知識を持っておきましょう。
この記事では、結婚指輪を選ぶ際にどのようなシーンを想定して選ぶと良いか、結婚指輪で失敗しやすいデザインをまじえて解説していきます。
迷いそうなポイントを押さえ、不安や不明点を払拭して、自分たちにとって最高の指輪を選びましょう!
結婚指輪は「夫婦になったこと」を形にしたもの

結婚指輪は結婚の証として身につけるものです。
左手薬指に結婚指輪をつけることで、「生涯を共にするパートナーがいること」が目に見える形で表現できます。
実際に籍を入れていなくても、事実婚やパートナーシップの証としても用いられることがあり、結婚の形式に関わらず、愛と絆を表現する手段として広く受け入れられています。
結婚指輪は夫婦にとって重要
結婚した夫婦は、結婚式や指輪をこのように準備しています。
- 結婚式をあげた夫婦は5割弱
- 婚約指輪を購入した夫婦は約6割
- 結婚指輪を購入した夫婦は9割以上
「結婚したら、夫婦の証として結婚指輪をつける」という価値観を持っている方も多いため、男性側が結婚指輪を購入する必要性を感じていなくても、用意することをおすすめします。
私は結婚するまであまり指輪に興味がなかったのですが、結婚指輪にはなんとなく憧れがありました。どんな結婚指輪かよりも、単純に「結婚指輪=幸せの象徴」というイメージを持っていたからです。
女性は特に「結婚指輪を着けている人は幸せ」というイメージを持ち、自分もいずれはそんな風になりたいな、と幸せな未来像を持っている人が多いです。
結婚指輪の選び方

結婚指輪を身に着けるのはこんなシーン
結婚指輪は日常生活の中で常に身につけるのが一般的です。
婚約指輪はダイヤや宝石がついており、ビジネスシーンにはふさわしくない場合が多いですが、結婚指輪は職場でも、冠婚葬祭でも、シーンに関係なく着けられます。

シンプルなデザインがおすすめ
結婚指輪は、職場だけではなく、食器を洗ったり着替えをする際などにも身につけていることがほとんど。
小さなダイヤがたくさん埋め込まれているデザインを選ぶ人もいますが、着替え中に服の繊維が指輪の立て爪部分に引っかかる場面も少なからずあります。
日常生活で指輪が歪んでいないか心配になったり、ストレスを感じてしまうおそれもあるため、なるべく生活の邪魔にならないよう、シンプルなデザインがおすすめです。
素材はプラチナがスタンダード
結婚指輪の素材はプラチナが一般的です。
プラチナは化学変化が起こりにくく、金属アレルギー反応が出にくい傾向があります。
また、錆びや色落ち、変色もしにくい金属です。日常生活で着用していても劣化しにくいため、購入した時の綺麗な状態のまま長く使うことができるでしょう。
ゴールドもプラチナと同じく安定した金属で、劣化やアレルギー反応が出にくい素材です。
ただし、ホワイトゴールドやピンクゴールドなどの「○○ゴールド」系は要注意。様々な色のゴールドを選ぶ場合は、純金に他の金属を混ぜて合金を作り、独特の色味を出しているため、混ぜる金属によってはアレルギー反応が出やすくなります。
素材の純度については、店員さんに確認すれば必ず教えてもらえます。また、基本的に指輪の内側に純度が刻印されているため、気になるようなら試着の際に確認してみてください。
指輪の内側には、以下のように記載されています。
- Pt.999(プラチナの純度が99.9%以上)
- Pt.950(プラチナの純度が95.0%)
- K24(ゴールドの純度が99.9%以上)
- K22(ゴールドの純度が91.7%以上)

予算の平均は2人で20~30万円
結婚指輪の平均予算は「2人で20万円~30万円」が多いようです。
結婚指輪はあまり宝石などを使わないシンプルなものが多いため、宝石がついていたり、デザインが凝っている婚約指輪に比べてぐっと価格を抑えられます。
もちろん、こだわろうと思えばいくらでもこだわることができ、有名ブランドのものを選ぶことで2人で100万円以上になる場合もあります。
婚約指輪との重ね付けがトレンド

ここ数年で、結婚指輪と婚約指輪を一緒につける「重ね着け」がトレンドになっています。
最近では、結婚指輪だけでも、重ね着けでも自然に見えるよう、重ね着けを前提にデザインされている指輪も増えてきています。
指輪でさまざまな楽しみ方をしてみたい方は、検討してみてください。
ただし、婚約指輪と結婚指輪をセットでつけた時を最優先に選ぶと、結婚指輪が華奢になりすぎてしまう場合があります。
普段は結婚指輪だけをつけていることが多いため、細身な結婚指輪を選ぶとぶつけた拍子に歪んでしまいそうで、頼りなく感じてしまうケースもあるので、重ね付けを前提に選ぶ場合は、結婚指輪だけ着けても自然なものを選びましょう。
例えば、友達の結婚式に呼ばれた時に、同じテーブルに座った友人が結婚指輪と婚約指輪を重ね付けしている姿を見て「羨ましいな」と思うことはあるかもしれません。
結婚指輪と婚約指輪を重ね付けするタイミングは、友達の結婚式やお子さんの入園式・卒業式など「ここぞ」という時のセレモニーです。
その時に婚約指輪と結婚指輪を重ね付けしたいかどうかで検討してみましょう。
私は結婚指輪と婚約指輪を重ね付けしたことはないのですが、結婚してから4年の間、婚約指輪と重ね付けしたいと思うシーンはほとんどなかったな、というのが正直な感想です。
ただ、これは私の結婚が遅く、子供もいないため、友人の結婚式にお呼ばれしたり、入園式や卒業式など指輪を重ね付けする機会がなかっただけかもしれません。
結婚指輪の選び方で後悔しやすい4つのポイント
普段使いや職場に不向き
結婚指輪ならどんなデザインでも許されるわけではないので、結婚指輪を常に身につけておきたい、ドレスコードに左右されたくないという場合は、シンプルなものを選ぶと良いでしょう。
華美な結婚指輪は着用不可としている職場もあり、お葬式の場でもきらびやかな指輪はNGとされています。
特に、以下のようなデザインは糸や繊維に引っ掛かりやすく、家事や料理・普段使いに不向きな場合があるため、ライフスタイルに合わせて検討しましょう。

ブランドカラーが強いデザイン
指輪の中には、ブランドのカラーやロゴが強調されたデザインの結婚指輪もあります。
購入した時は憧れのブランドで購入できた喜びがありますが、時間の経過とともに、結婚指輪なのに「結婚」よりも「ブランド」の方が強調されていることが少しずつ目につくようになってしまうケースもあるため、選ぶ際にはその点も考慮する必要があるでしょう。
勢いで高すぎるものを購入
結婚指輪は2人の共有の財産から費用を捻出することが多いため、勢いで高額な指輪を購入してしまうと経済的な負担が大きくなり、結婚生活に影響を及ぼすことも考えられます。
購入する際は、自分たちのライフスタイルや将来の計画を考慮し、無理のない範囲内で予算を決めましょう。
予算を優先して安いもので妥協
一方で、予算を優先しすぎて安価な指輪に妥協してしまうと、品質やデザインに満足できない場合があります。
結婚指輪は長期間使用するものなので、最低限、貴金属部分の素材はこだわりましょう。プラチナやゴールドであれば、純度が90%以上のものを選ぶことをおすすめします。
結婚指輪は無理してまで高級ブランドを選ぶ必要なし!

ダイヤモンドの等級がわからない
ダイヤモンドの等級には、カラー、カット、クラリティの4つのCを使って評価されます。
基本的にはダイヤモンドの等級(素材そのものの価値)によって指輪の価格が上がっていくことが多いのですが、ハイブランドのものでは、等級をはっきりと示していないケースもあるようです。
もし結婚指輪にも、品質の高いダイヤモンドを使ったものを選びたいのであれば、この点に注意して選ぶ必要があるでしょう。
スタンダードなデザインなのに高い
ブランド名に重きを置いて選んだ結婚指輪であっても、有名でないブランドであっても、スタンダードな「結婚指輪」を選ぶのであれば、デザインや素材に大きな違いが出ることはそれほどないと言えるでしょう。
高級ブランドは、その品位を維持するために莫大な広告費などをかけたり、家賃の高いところに店舗を構えるため、他のブランドよりもブランド料がかなり多く取られているケースが多いです。
スタンダードなデザインを選んでいるのに、ハイブランドで買うだけで倍以上のコストがかかってしまうこともあります。
デザインを重要視したいというのであれば、無理をしてまで高級ブランドで選ぶ必要はないでしょう。
二人がずっと身に着けられるものを選ぼう!

結婚指輪を選ぶ際は、高級ブランドに必ずしもこだわらなければならないというわけではありません。
あるデザインが気に入って、そこがたまたまハイブランドだった場合は別ですが、これから指輪を検討するのであれば、ハイブランドでなくても気に入るデザインを探すことは十分に可能でしょう。
重要なのは、2人でどのようなデザインの結婚指輪をつけたいか、ずっと着けていられるかどうかです。
結婚指輪を選ぶ際に一番何を重要視したいのか、そのポイントをしっかりと決めておくことで、2人にとって最善の指輪を選ぶことができるでしょう。
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