「指輪のデザインのバリエーションを知りたい」
「自分の好きな指輪のデザインってどんなのだろう?」
指輪にはファッションリングや婚約指輪、結婚指輪などそれぞれの役割があり、役割によってデザインもさまざまです。
この記事では、指輪のデザインのバリエーションをまとめています。あなたの好きなデザインを見つける際にお役立てください!
指輪の3大デザイン要素「宝石」「リング」「素材」
「宝石」は指輪の主役の定番
宝石は指輪の「顔」になることも多く、指輪の印象を大きな左右する要素のひとつです。
透明の輝きが美しいダイヤモンドや、色鮮やかなルビー、サファイヤなど、さまざまな組み合わせで指輪を彩ります。
石の大きさや宝石のカット、配置次第で、エレガントにも大胆にも演出でき、繊細なニュアンスを表現することも可能です。
「リング」はデザインが豊富
指輪のリング部分の形状によっても、指輪の全体の雰囲気はガラリと変わります。
リングが華奢だと繊細な印象、ウェーブなら柔らかで優しい雰囲気、太く角ばったものならオシャレ感を演出することができます。
ほかにも、指をすっきりと見せたいならV字、すらりとした美しい金属の曲線を味わいたいなら甲丸など、デザインパターンが多く見せ方が豊富です。
「素材」で印象が大きく変わる
指輪の印象は、地金(じがね/リングに使う金属部分)にも影響を受けます。地金はリング部分に使われている金属の素材のことで、プラチナやゴールド、シルバーなどがメジャーです。
宝石を留める立て爪やリング部分に使われる素材によって、リングの色味や質感が大きく変わるため、自分好みの指輪を見つける際に欠かせない要素といえるでしょう。
洗練された印象にしたいならプラチナ、個性が際立つ華やかさならゴールド、女性らしさを出したいならピンクゴールドなど、同じデザインでも素材の風合いによって表情が異なります。
最近ではチタンやカーボンといった新しい素材も使われており、マットな印象や目新しさといった新しい感性へと表現の幅が広がっています。
指輪のデザインで人気がある「宝石」の種類
ダイヤモンド
宝石の王様、ダイヤモンド。婚約指輪といえば、やはりこの輝きが定番中の定番です。モース硬度(鉱物の硬度尺度で1〜10の10段階)10を誇るその硬さが、毎日身につける指輪に最適。無色透明の美しさはどのようなファッションにも調和する魅力があります。
その価値は「4C」(カット・カラー・クラリテ・カラット)で語られ、ソリティアからエタニティまで、デザインのバリエーションも心躍るほど豊富です。「永遠の愛」や「困難を乗り越える力」といった意味合いも、人々を惹きつけてやまない理由の一つです。
ルビー
情熱的な赤色が心を奪うルビーは、「宝石の女王」と称えられ、古くから多くの人を魅了してきました。ダイヤモンドに次ぐ硬さを持ち、普段使いにも気兼ねなく着けられるのが嬉しいポイント。なかでも「ピジョンブラッド」と称される深紅の色合いは、最高級品として知られています。
7月の誕生石であり、「情熱」や「純愛」を象徴するルビーは、結婚指輪としても素敵な選択肢になります。採れる場所によって色合いや個性が異なるのもルビーの魅力。透明感があり鮮やかな赤色のものは特に評価が高いとされています。
サファイヤ
吸い込まれるような深い青が美しいサファイヤ。「真実の愛」や「誠実さ」を象徴する宝石として人気です。
9月の誕生石であり、高貴な人々に愛されてきた歴史を持つ宝石です。産地によって「ロイヤルブルー」や「コーンフラワーブルー」といった特別な色名で呼ばれるものもあり、その色合いや価値もさまざまです。丈夫で傷つきにくいため、毎日身に着けて長く愛用できるのも魅力の一つです。
エメラルド
鮮やかな緑色が美しいエメラルド。「愛」や「繁栄」のシンボルとして、古くから珍重されてきました。
5月の誕生石として知られ、その美しさと希少性から、クレオパトラにも愛されたと伝えられています。色の深みと均一さが、品質の高さを示すポイントとされています。ダイヤモンドと組み合わせたクラシカルなデザインは、エメラルドの緑を一層際立たせ、特別な日の贈り物としても人気です。
パール(真珠)
海の宝石、パール。その奥ゆかしい輝きは、世代を問わず多くの女性を虜にしています。
6月の誕生石であり、「健康」「円満」といった素敵な意味が込められています。アコヤ真珠や南洋真珠、淡水真珠など、その種類もさまざまです。形や巻き、光沢、キズなどで品質が評価され、結婚30周年を祝う「真珠婚式」にも関連する、特別な存在です。一粒で清楚に、あるいは複数をあしらって華やかにと、デザインの幅も楽しめます。
参考:八光堂(https://www.hakkoudo.com/weblog/2021/06/30/0607/)
【Point】宝石で迷ったら「誕生石」もおすすめ
どの宝石にしようか迷ったら、自分の生まれた月の「誕生石」を選んでみるのも素敵です。誕生石は「身に着ける人に幸運をもたらす」とされており、結婚指輪に選べば、お守りのような特別な意味を添えてくれるでしょう。
自分の誕生石やパートナーの誕生石を指輪の表側に飾るだけでなく、指輪の内側にこっそり忍ばせる「シークレットストーン」も人気です。
指輪の価値を決める宝石の「4C」とは
【Carat】重さ・大きさ
「カラット」はダイヤモンドの重さの単位。1カラットは0.2グラムにあたります。大きな原石ほど希少性が高まり、2カラットを超えると希少性は格段にアップします。
ただ、見た目の大きさはカットの仕方でも変わるもので、いくら大きくても輝きが鈍ければ魅力も半減します。普段使いなら0.3〜0.5カラットの大きさが一般的です。
婚約指輪を選ぶ際は、ご自身の指のサイズとのバランスも大切にしたいポイントです。
出典:4℃ Bridal official siteより(https://4-bridal.jp/promise/diamond/)
【Cut】輝き(カッティング技術)
ダイヤモンドの命ともいえる「輝き」は、ダイヤモンドを形作るバランスと研磨の精密さで決まります。理想とされる58面体のラウンドブリリアントカットは、取り込んだ光の実に95%以上を反射するといわれています。特に「トリプルエクセレント」は、カット、対称性、研磨のすべてが最高評価の輝きです。
ルーペで覗くと現れる「ハート&キューピッド」の模様は、まさに職人技の結晶。最近ではクッションカットのような、少し個性的なフォルムも人気を集めており、選ぶ楽しみも広がっています。
出典:4℃ Bridal official siteより(https://4-bridal.jp/promise/diamond/)
【Color】色味(無色または発色の美しさ)
ダイヤモンドの「色」は、無色のDから薄い黄色のZまで、23段階で評価されます。婚約指輪ではD〜Fまでの「カラーレス」が好まれ、なかでもDカラーは採掘量が0.1%にも満たないといわれるほど希少です。ただし、実際はルーペでのぞき込んで初めてわかる程度の微細な違いのため、指輪として身に着けると、DとGカラーの違いを肉眼で見分けるのは難しいでしょう。
そして、Z評価を超える「ファンシーカラー」と呼ばれるピンクやブルーのダイヤモンドは、ときに無色のものより高値がつくことも。
出典:4℃ Bridal official siteより(https://4-bridal.jp/promise/diamond/)
【Clarity】透明度(不純物・傷)
ダイヤモンドの「透明度」は、10倍ルーペで見たときの、ごく小さな内包物や表面の傷の程度によって11段階に評価されます。最高のFL(フローレス)評価は、内外部ともにまったく欠点のない、完璧な透明度を指します。
とはいえ、VS〜SIクラスくらいになると、専門家でない限り肉眼でその違いを見分けるのは難しいでしょう。婚約指輪ではVS2以上が一般的な目安とされ、美しい輝きと価格のバランスが良い人気のグレードです。
出典:4℃ Bridal official siteより(https://4-bridal.jp/promise/diamond/)
指輪の「リング(腕)部分」の形状デザイン
ストレート(一本腕)
「ストレート(一本腕)」は、シンプルなのに洗練された雰囲気で、どのような宝石も主役にしてくれます。特に石に向かって細くなる「しぼり腕」は、宝石の輝きをより印象的に見せてくれるデザインです。飽きのこない定番だから、どのようなスタイルにもマッチしやすいのが嬉しいポイント。
普段使いにも特別な日にも、ずっと寄り添ってくれる安心感があります。シンプルだけど、さりげなく自分らしさを表現したい人にぴったりです。
V字腕
「V字腕」は、指をすっきり長く見せてくれるデザイン。V字の深さによってクールにもエレガントにも変身できます。センターストーンとの相性も抜群で、宝石がより一層引き立つのもポイント。
手元が華やかになるだけでなく、指輪をつけるたびにちょっと特別な気分にさせてくれます。婚約指輪としても人気を集めているデザインです。
抱き合わせ腕
「抱き合わせ腕」は、宝石をふんわり包み込むような優しいカーブが特徴。カーブの具合で印象が変わるので、自分の指の形や好みに合わせて選べる点も大きな魅力です。
柔らかく女性らしい雰囲気が好きな方には特におすすめ。日常にも特別な日にも、そっと寄り添ってくれる優しい存在感が魅力です。
ひねり腕
「ひねり腕」は、腕に美しいひねりを加えることで生まれる立体的な表情が印象的。光の当たり方で表情が変わるので、見るたびに新しい発見があります。
抱き合わせ腕よりもシャープで洗練された雰囲気があり、ちょっと個性的なデザインを楽しみたい人にぴったりです。伝統的ななかにも自分らしさをプラスできるデザインです。
割り腕
「割り腕」は、リングの腕部分が途中から美しく二分(あるいはそれ以上)に分かれる独創的なデザイン。リングの腕に設けられた隙間があることで重くなりすぎず、幅広でも軽やかな印象を与えてくれます。
さらにこの腕の間に小さなダイヤをあしらえば、華やかさも一層増し、光が隙間を通り抜けるたびにキラキラと輝き、見る人を惹きつけます。個性を大切にしたい人や、ちょっと特別感を楽しみたい人におすすめのデザインです。
参考:Jewelry note(https://www.houkikougei.com/column/jewelry/20210129/)
指輪の「リング(腕)部分」の「断面」デザイン
平角(ひらかく)
四角い断面がクールな「平角」は、シャープな直線美が特徴のスタイリッシュなデザイン。表面がフラットだから、彫刻や模様も映えて自分だけの個性を演出できるのが魅力です。
シンプルなのにどこか目を引く存在感があり、毎日つけても飽きないデザインです。ちょっと人と違う指輪を探している方におすすめです。
甲丸(こうまる)
「甲丸」はかまぼこ型の丸みを帯びた断面をもつ、婚約指輪の定番デザインです。指になじむ曲線が柔らかな印象を与え、長年愛され続けています。
光を受けると優しい輝きを放ち、手元に自然な温もりをプラス。幅を変えるだけで従来品とは違う表情になり、カスタマイズの幅が広いのもポイント。伝統的でありながら飽きのこないデザインを求める方へ、まさに王道の選択肢といえるでしょう。
平甲丸(ひらこうまる)
「平甲丸」は、外側がほんのり丸くて見た目はすっきり、内側はフラットで着け心地はやさしいという、平打ちと甲丸の良いとこどりをしたデザインです。光の当たり方で表情が変わる立体感があり、角度を変えるたびに新しい発見があります。
毎日つけても飽きず、さりげなくおしゃれを楽しみたい方にぴったりで、どのようなシーンでも活躍するオールラウンダーです。
鎬(しのぎ)
日本刀の刃文をイメージした「鎬」は、断面が台形の個性派デザイン。3つの平たい面が光を反射するたびにキラキラと輝き、手元にダイナミックな陰影を生み出します。和の雰囲気も感じられつつ、モダンな印象も楽しめるのが魅力。
幅広でも重たく見えず、指をすっきり見せてくれるのも嬉しいポイント。人と違う、ちょっとアートな指輪を探している方におすすめです。
剣腕(けんうで)
三角形の断面が剣のように鋭い「剣腕」。まるで剣のようにシャープな三角断面が特徴。中央のラインがキリッと際立ち、指をすっきり長く見せてくれます。光の角度によって輝き方が変わるため、動きのある手元が常に新鮮。
シンプルなのに個性が光るので、周りと差をつけたい方にぴったりです。
参考:吉田キャスト工業株式会社(https://yoshidacast.com/profiles-cross-section-of-ring/)
指輪の「リング(腕)部分」の表面加工デザイン
光沢仕上げ
ピカピカの鏡面が手元を華やかに彩る定番加工。指輪表面を研磨剤で磨き上げることで、ダイヤモンドのような輝きを放ちます。光の反射で指がすっきり長く見えるのも嬉しいポイント。
結婚指輪の約8割が選ぶ人気スタイルで、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで活躍します。ただし日常使いで細かい傷が目立ちやすいため、特別な日の輝きを求める方にぴったりです。
出典:NIWAKA BRIDAL
(https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding-ring/design-materials/design/14/)
マット仕上げ
すりガラスのような落ち着いた質感が大人っぽさを演出してくれる加工。光を柔らかく受け止め、上品で控えめな輝きが魅力です。細かな傷も目立ちにくいので、毎日気軽に身につけられるのもポイントです。
派手すぎず、でもしっかり個性を出したい方にぴったり。手元を見るたび、ほっと和む優しい雰囲気が楽しめます。
出典:NIWAKA BRIDAL
(https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding-ring/design-materials/design/14/)
鎚目加工(つちめがこう)
職人が金槌で叩いて作るアートな質感の加工。ハンマーの打撃痕が生むリズミカルな模様は、一点物の特別感も味わえます。光の当たり方で陰影が変化し、和モダンからビンテージまで雰囲気を変えられる奥深さが魅力。
打ち方の強弱で模様の密度を調整可能なため、カップル別のアレンジも楽しめるのがポイント。手仕事ならではの味わいを求める方におすすめ。
出典:JKPLANET GINZA
(https://www.jkplanet.jp/item/jkplanet-limited-edition-tanzou/tanzou-hammer-antique-2/)
彫刻
指輪に好きな模様やメッセージを刻める「彫刻」の加工は、イニシャルや記念日から複雑な幾何学模様までオリジナリティを自由に表現できます。
伝統的な和彫り・洋彫り技法なら職人の技が光る繊細なラインが特徴。内側に秘めたメッセージや、外側に施すアートワークなど、世界に一つの物語を刻めます。カップルの絆を形にしたい方に最高の選択肢です。
出典:湘南彫金工房 andfuse bridal(https://www.andfuse.com/column/3211/)
指輪のデザインは「素材」によって印象が変わる
プラチナ
澄んだ白銀色の美しい輝きが特徴で、婚約指輪の代表的な素材です。
ダイヤモンドの透明感をより美しく引き立てるので、シンプルなデザインでも上品さが際立ちます。希少性が高く、変色や変質に強いうえ、金属アレルギーを起こしにくい素材なので、長く安心して身につけられるのも嬉しいポイントです。
ゴールド
華やかさと温かみが魅力の素材。純金は柔らかいので、金の含有率が75%のK18など、ほかの金属と混ぜて強度を高めています。日本人の肌色に自然に馴染み、普段使いにもぴったり。
変色や変形の心配が少なく、ファッション性も高いので、個性を出したい方にもおすすめです。金属アレルギーが出にくい点も人気の理由で、日常のなかで気軽におしゃれを楽しめます。
ホワイトゴールド
ゴールドに銀やパラジウム、ニッケルなどを加えた合金で、白い輝きが特徴です。ロジウムコーティング(銀白色で光沢があり、非常に硬い金属であるロジウムをメッキとして使用)によりプラチナのような美しさを楽しめ、軽くて手頃な価格も魅力です。
耐久性が高く、日常使いにも安心ですが、長く使うとコーティングが薄れることもあります。ボリューム感のあるデザインやカジュアルな装いにもよく合い、幅広いシーンで活躍します。
ピンクゴールド
ピンクゴールドはほんのり桜色がかった優しい輝きが特長、婚約指輪の素材としてプラチナに次いで人気がある素材です。銅を多く含むことで生まれるこの色味は、可愛らしさと上品さを両立でき、日本人の肌になじみやすいため、日常にも特別な日にもぴったり。硬度が高く、傷がつきにくいのも嬉しいポイント。
ブランドや配合によって微妙に色合いが異なるので、自分だけのお気に入りを探す楽しみも広がります。
イエローゴールド
太陽のような明るい黄金色が特徴のイエローゴールド。金に銀や銅を加えて作られ、温かみのある輝きが手元を華やかに彩ります。肌を美しく見せる効果もあり、カジュアルにもフォーマルにも相性抜群。
プラチナの輝きと合わさることで華やかさが増すため、プラチナの結婚指輪との重ね着けにも向いています。カジュアルなファッションにも合わせやすく、おしゃれにこだわる方にぴったりの素材です。
参考:SORA(https://www.sora-w.com/)
2色以上の組み合わせも人気
異なる素材を組み合わせたコンビネーションリングは、デザイン性が高く、手元に個性をプラスしてくれます。プラチナとピンクゴールド、イエローゴールドなど、色のコントラストで雰囲気が大きく変わるのが魅力。
デザイン次第で可愛さも大人っぽさも表現できるので、ふたりだけの特別な指輪にしたい方にぴったり。毎日がちょっと楽しくなる遊び心も感じられます。
【注意】金属アレルギーが出やすい素材も
指輪選びで意外と見落としがちなのが金属アレルギーのリスクです。「パラジウム」や「ニッケル」、「銅」などはアレルギーの原因になりやすい素材です。プラチナは比較的安全ですが、ホワイトゴールドは含まれる金属によってはアレルギー反応を引き起こすことも。
心配な方は、購入前にテストリングで確かめたり、素材をしっかり事前に確認しておくことをおすすめします。
指輪の特別感を演出しよう
刻印で「世界でたったひとつ」の指輪にしよう
指輪の内側に文字や日付、ふたりだけの秘密のメッセージを刻むこともできます。結婚記念日や二人のイニシャル、大切な言葉を刻むことで、世界にたったひとつの特別な指輪に変わります。
刻印は普段は見えない部分ですが、指輪を外したときやふとした瞬間に目に入るたびに特別な存在感を放ちます。
指輪NGの職場でもチェーンに通せば身に着けられる
医療や飲食、工場など、衛生や安全のために指輪が禁止されている職場では、指輪をチェーンに通してネックレスとして身につけるのもおすすめです。
チェーンのデザインや長さを工夫すれば、さりげなく胸元に飾ることもでき、仕事中でも安心して持ち歩けます。紛失の心配も減り、指輪を肌身離さず身につけていられることで、日常のなかに特別な気持ちが生まれます。
重ね付けで指輪の楽しみが広がる
一本でも素敵な指輪は、重ね付けすることで表情がさらに豊かに変化します。同じ指に複数の指輪を重ねると、ひとつだけではない魅力が生まれ、コーディネートの幅が驚くほど広がります。
シンプルな細めの指輪を重ね付けしたり、ボリューミーな指輪と細めな指輪を組み合わせてメリハリをつけたり、指輪の向きを変えてみたりと、さまざまな楽しみ方ができます。両手で重ね付けする場合は、左右でつける位置に変化をつけアシンメトリーにするとおしゃれ度がアップしますよ。
【Point】華奢な指輪は結婚指輪には不向き
華奢な指輪はエレガントで繊細な印象がありますが、結婚指輪として選ぶ際には注意が必要です。幅が細いと強度が落ち、日常生活のなかで変形しやすくなります。荷物を持ったり、何気ない動作で指輪に負荷がかかると、いつの間にか歪んでしまうことも。さらに、指との接地面が少ないため抜けやすく、紛失のリスクも高まります。
また、年齢とともに肌が変化すると、若い頃は似合っていた細い指輪が徐々にしっくりこなくなることも少なくありません。毎日身につける結婚指輪は、1.8mm以上の厚みがあるものを選ぶと長く愛用できますよ。
指輪を長く楽しむために
クリーニングで美しさをキープ
毎日身に着ける指輪は、気づかないうちに汗や皮脂、化粧品などで少しずつ曇っていきます。曇りが気になる場合は、お家でケアすることで、輝きを復活させましょう。
お手入れの際は、中性洗剤を数滴溶かしたぬるま湯にそっと浸し、柔らかいブラシで優しくこすります。特にリングの裏側や細かいデザインの部分は汚れがたまりやすく、皮膚がかぶれてしまうことがあるので、定期的なお掃除をしましょう。肌トラブルも防ぎつつ、ダイヤモンドの輝きをいつまでも楽しめますよ。
保管にはケースやジュエリーボックスがおすすめ
大切な指輪の美しさを守るために、専用のケースや仕切りのあるジュエリーボックスにしまいましょう。一見丈夫そうなプラチナや硬いダイヤモンドも、ほかのジュエリーとぶつかると細かな傷がつくことがあります。
しまう前には、一日使った指輪を柔らかい布で拭き、直射日光や湿気を避けた場所へ保管しましょう。たまにケースの蓋を開けて、新鮮な空気を通すことでもっと長く愛用できるんです。
合わなくなったらサイズ直しをしよう
愛用している指輪も、時とともに指のサイズが変わって「あれ?ちょっときついかも…」なんてことも。そんなときは、サイズ直しをすれば大丈夫。
多くの場合は「ロウ付け」といって、リングの一部を丁寧にカットし、素材を足したり取ったりして調整します。デザインによっては、リング全体を伸ばしたり、内側を少しだけ削ってフィットさせる方法もあります。
デザインを知り、あなたの好みの指輪を見つけよう
指輪のデザインは、「宝石」「リング」「素材」に分解でき、要素ひとつで印象が異なります。
指輪のデザイン要素を知ることで、あなたの好みの指輪にはどんな要素があるのかが浮かび上がってきます。あなたの好みに合うデザインを探す際や、好みでないデザインを除外する際の参考にしてください!
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